せっかくラズパイをゲットしてもOSがなければただの基板。ということで、OSをインストールして動かします。
Raspberry Piに対応したOSは色々ありますが、公式サイトでダウンロードできるのはRaspbianとArch Linuxです。他にもFedora RemixやFreeBSDなどを見かけますが、メジャーというわけでは無さそう。
- Raspbian:
- Debian “wheezy”をベースとしたRaspery Piに最適化されたディストリビューション。Raspberry Piのサイトからダウンロード出来る、恐らく一番導入されているOS。
- Arch Linux:
- 軽量、シンプルを売りにした、これぞUNIX(ライク)という感じのディストリビューション。Raspberry Piのスペックを考えるとこれぐらいがちょうど良く、また自分の手で組み上げる感覚はいいのかもしれない。
今回導入するにあたり、RaspbianとArch Linuxとで迷いましたが、情報も豊富そうなRaspbianにしました。Linuxレベルでやりたいことをひと通り終わらせたらArch Linuxにもチャレンジしようと思います。
環境
- MacBook Pro 13-inch Mid 2010
- Lion 10.7.5
基本的に本ブログではMacを使った場合について記載します。OSのインストールもMacで行いました。SDカードスロットはMacBookにビルトインされているものを利用します。
用意するもの
- Raspbian
- 4GB以上のSDカード
RaspbianはRaspberry Piのサイトよりダウンロードします。私がダウンロードした時点では、”2013-02-09-wheezy-raspbian.zip”でした。
SDカードは最低でも4GBあれば十分です。今回はAmazonベーシックのSDHCカード8GB class 10を用意しました。だいたい800円強です。16GBでも1,300円ぐらいですので、容量が必要な方は16GBでもいいと思います。ただし、OSのバックアップをイメージで取る場合にこの容量がネックになりますので注意が必要です。詳しくは別途記載します。
手順(ddコマンド)
まずは漢UNIXらしくddコマンドを使った手順です。基本的には、Embedded Linux Wikiを参考にしています。
Embedded Linux Wiki: RPi Easy SD Card Setup
ダウンロードファイルの確認
まずはRaspbianが正しくダウンロードできているかを確認します。Raspberry PiのダウンロードサイトにはSHA-1のハッシュ値が公開されていますので、shasumコマンドの結果と照らし合わせます。予め、ハッシュ値を記載したテキストを用意しておき、diffコマンドで差分を確認すると便利だと思います。
$ cat 2013-02-09-wheezy-raspbian.shasum b4375dc9d140e6e48e0406f96dead3601fac6c81 2013-02-09-wheezy-raspbian.zip $ $ shasum 2013-02-09-wheezy-raspbian.zip > checked.txt $ diff checked.txt 2013-02-09-wheezy-raspbian.shasum
ここで差分が出なければダウンロードしたファイルは正常です。問題がなければZipファイルを解凍し、イメージファイルを取り出します。
$ unzip 2013-02-09-wheezy-raspbian.zip
SDカードの準備
次にSDカードの準備です。前述の通り、SDカードスロットはMacBookにビルトインされているものを使用します。SDカードをスロットに入れる前後の結果から、SDカードのデバイス名を確認します。
まずはSDカードを入れる前の状態を確認。
$ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on /dev/disk0s2 232Gi 201Gi 31Gi 87% / devfs 183Ki 183Ki 0Bi 100% /dev map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% /home
ここでSDカードをスロットに入れ、デバイスの状態を確認します。この結果から、SDカードのデバイス名が”/dev/disk1s1″であることが分かります。(ハイライト部分)デバイス名は環境によって異なりますので各自の環境に合わせて読み替えます。
df -h Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on /dev/disk0s2 232Gi 201Gi 31Gi 87% / devfs 185Ki 185Ki 0Bi 100% /dev map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% /home /dev/disk1s1 7.3Gi 2.3Mi 7.3Gi 1% /Volumes/NO NAME
次にdiskutilを使い、SDカードをアンマウントします。
$ sudo diskutil unmount /dev/disk1s1 Password: Volume NO NAME on disk1s1 unmounted
これでSDカードの準備は整いました。あくまでもOS上アンマウントするだけで、SDカードはそのままスロットに入れたままにしておきます。
SDカードへの書き込み
いよいよSDカードへOSのイメージを書き込みます。ここでのポイントは、先ほど確認したSDカードのデバイス名をパーティション番号を削除したディスク名に置き換え、更にRAWでバイスとして読み替える所にあります。つまり今回の例では、”/dev/disk1s1″を/dev/disk1″に置き換え、次に”/dev/disk1″を/dev/rdisk1″とします。(ややこしい…)
RAWデバイス名が分かった所で、ddコマンドを使いイメージをSDカードへ書き込みます。
※ここでデバイス名を間違えると悲劇ですので、コマンドの実行前にデバイス名を再度確認します
$ sudo dd bs=1m if=2013-02-09-wheezy-raspbian.img of=/dev/rdisk1 1850+0 records in 1850+0 records out 1939865600 bytes transferred in 165.927421 secs (11691049 bytes/sec) $
しばらく待ち、コマンドプロンプトが返ってきたら書き込み完了です。diskutilコマンドまたはFinderを使いSDカードをアンマウントします。
起動確認
最後は正常にOSイメージが書き込めたかを確認します。ディスプレイ、キーボード、マウスを繋いだRaspberry PiにSDカードをセットし、電源を入れOSが無事に起動すれば成功。予め用意されているログインID及びパスワードは、pi/raspberryです。
ピンバック: Raspberry pi 3 model B に Raspbian Jessie Lite を headless インストールする際の初期設定 | Technooooootes